一日の仕事が終わってホッとしたとき、焼酎が飲みたくなりますね。いろんな酒を飲んできましたが、やはり球磨焼酎は飲みごたえがある。学生時代は、帰省のたびに焼酎を抱えて帰っていましたよ。「焼酎の虎」なんて呼ばれて、どんな相手と飲み比べをしても負けたことはなかった(笑)。当時は25度から35度の球磨焼酎を生で飲んでいたから、飲み比べをするには相当な気合いが必要でしたけどね(笑)。
もちろん、芦北町にも、焼酎にうるさい住民がたくさんいますよ。そんな人たちを「うまい」と唸らせる焼酎ができました。それが、地元の米と水を原料に使って峰の露酒造さんがつくってくださった焼酎「夢あしきた」と「葦分」です。
これは、まさに芦北町が誇る傑作ですね。この一本に、焼酎づくりに携わったすべての人の魂がこめられています。そんな大切な焼酎のラベルに、私は「青朱白玄(せいしゅはくげん)」という文字を入れました。これは私の造語なのですが、もともとは「青龍・朱雀・白虎・玄亀」といって、方位を示す古代の言葉で、宇宙の守り神を意味するものです。芦北でうまれたこの焼酎は、大宇宙の恵みのおかげでできている。だからこそ、その恵みに感謝したい。そして、海あり山あり、球磨川あり、温泉ありの芦北町の恵みとこのまちの元気を、次の世代を担う子どもたちに伝えていきたい。そう考えています。 |
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