◆地元高校生が制作した ”一升瓶のスピーカー”
 

人吉市の球磨工業高校生が、「川辺」の瓶を利用して

”一升瓶のスピーカー”を制作し、繊月酒造に贈呈して頂きました。

 

はじめに、生徒さんから制作の経緯や内容について話して頂きました。

これは、地元をPRできる物づくりを通して恩返しがしたいという想いで
人吉球磨の特産品である球磨焼酎の瓶を使い、
球磨工業高校の4名の生徒さんが「課題研究」の授業で1年をかけて
取組んだ力作です。

 

M砂翔吾君、中村唯人君、山下拓海君、吉田大君の4名は3年生で、
この制作を指導された高松先生と共に、
卒業を前に当社に贈呈に訪れてくれました。

 

この一升瓶スピーカーは、一升瓶の底を切り抜き、
スピーカーをはめ込み、音が下から流れる仕組みとなっています。
スピーカーに音源を流すこと一升瓶の特殊な形の中で反響し、
クリアな音が出てくるとのことでした。
音はスピーカーからだけでなく、上部の口の部分からも
少し出ているとのことで、サラウンド効果もあるようです。

生徒さん曰く、ガラスの切りだしの行程が一番苦労した点だったそうで、
一升瓶は真丸にみえて、実はすこし楕円であったり、瓶によって
若干違いがあるとのことでした。
一升瓶の下の木の部分も、角度や曲線を何度も試作したとのことです。

 

テレビ局や新聞記者の方も取材に訪れ、この珍しいスピーカーについて
質問が飛び交いました。

 

一升瓶スピーカーの裏側にアンプをつないで、実際に「川辺」の
プロモーションビデオを流して皆で視聴したところ、
TV単体の音とは全く違う、幅がありクリアながら迫力のある音で、
皆感動してしばらく聞き入っていました。


この生徒さんたちは、4月から就職や進学で地元を離れるそうです。
それぞれのフィールドで大きく羽ばたいてほしいと思います。

一升瓶の可能性を広げてくれたこの貴重なスピーカーは、
城見蔵にて大切に使わせて頂きます。

地元の高校生の傑作を、ぜひ体験しにお越しください。

                                  



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