本格焼酎と泡盛で健康に!(2)


焼酎と血栓溶解酵素の関係

本格焼酎は健康酒

血管の内皮細胞は、血管内側の保護と血栓溶解酵素を分泌する。役割を果たしています。人のへその緒の血管の内皮細胞を培養し、酒成分を投与、ウロキナーゼという血栓溶解酵素が出る量を測定します。(表2)
ウロキナーゼの放出量が酒を加えない時、通常11単位として、エタノールを入れると36単位まで増えました。
これは、どんな酒もウロキナーゼを増やすということですが、本格焼酎・不揮発成分の58単位という数字には目を見張るものがあります。さらに、この不揮発成分をとりだし、2倍にして同様の実験を行うと、82単位にまで跳ね上がりました。須美教授によると、「本格焼酎特有の、アルコール以外の成分が、心筋こうそく・脳こうそくを防ぐ成分といえます。残念ながら、それが何なのか特定できていません。」
ここまでわかっただけでも、焼酎党が泣いて喜ぶことに間違いなしです。
本格焼酎の豊かな風味の素が、私達の体に有益に働くとは驚きです


(表2)血栓溶解酵素の活性に対する酒類の成分の影響

アルコール類 濃度 実験回数 血栓溶解酵素活性
エタノール
50mmol/L
100mmol/L

16±9
36±8
本格焼酎成分 50μg/ml
100μg/ml

58±9
82±13
日本酒成分 50μg/ml
100μg/ml

37±8
41±0

焼酎と納豆の意外な関係

納豆には血中や呼気のアルコール濃度を下げる働きがあります。また、悪酔いや二日酔いを起こす血中のアセトアルデヒドの濃度減少効果も著しく現れます。
これは納豆の発酵成分による現象だと考えられています。
本格焼酎にはロックからお湯割など、各人の好みに合わせたバラエティー豊かな飲み方がありますが、飲み方によって血栓予防効果が損なわれることはない。
体調の良いときに、好きなの見方で、納豆の糸をひきひき口に運びつつ、リラックスして飲む、これが上手な本格焼酎の飲み方と言えるかもしれません。

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