人吉市の球磨工業高校生が、「川辺」の瓶を利用して
”一升瓶のスピーカー”を制作し、繊月酒造に贈呈して頂きました。
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はじめに、生徒さんから制作の経緯や内容について話して頂きました。
これは、地元をPRできる物づくりを通して恩返しがしたいという想いで
人吉球磨の特産品である球磨焼酎の瓶を使い、
球磨工業高校の4名の生徒さんが「課題研究」の授業で1年をかけて
取組んだ力作です。
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M砂翔吾君、中村唯人君、山下拓海君、吉田大君の4名は3年生で、
この制作を指導された高松先生と共に、
卒業を前に当社に贈呈に訪れてくれました。
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この一升瓶スピーカーは、一升瓶の底を切り抜き、
スピーカーをはめ込み、音が下から流れる仕組みとなっています。
スピーカーに音源を流すこと一升瓶の特殊な形の中で反響し、
クリアな音が出てくるとのことでした。
音はスピーカーからだけでなく、上部の口の部分からも
少し出ているとのことで、サラウンド効果もあるようです。
生徒さん曰く、ガラスの切りだしの行程が一番苦労した点だったそうで、
一升瓶は真丸にみえて、実はすこし楕円であったり、瓶によって
若干違いがあるとのことでした。
一升瓶の下の木の部分も、角度や曲線を何度も試作したとのことです。
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テレビ局や新聞記者の方も取材に訪れ、この珍しいスピーカーについて
質問が飛び交いました。
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一升瓶スピーカーの裏側にアンプをつないで、実際に「川辺」の
プロモーションビデオを流して皆で視聴したところ、
TV単体の音とは全く違う、幅がありクリアながら迫力のある音で、
皆感動してしばらく聞き入っていました。
この生徒さんたちは、4月から就職や進学で地元を離れるそうです。
それぞれのフィールドで大きく羽ばたいてほしいと思います。
一升瓶の可能性を広げてくれたこの貴重なスピーカーは、
城見蔵にて大切に使わせて頂きます。
地元の高校生の傑作を、ぜひ体験しにお越しください。
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